先日マレーシアに行ってきた。

マレーシアは元々英国領だったこともあって、BARなんかに行くと
店内のTVではプレミアリーグの映像が流れ
スピーカーからは英国のロックミュージックが聴こえてくるくらい
英国文化が浸透している国だった。

今回は、そんな国の免税店で購入した英国の音楽雑誌「MOJO」。
その付録盤である、1982年~87年の間に発表された
英国インディロックのコンピレーション盤について書こうと思う。

 

 

 

 

80年代の英国音楽といえば、デュラン・デュランやカルチャー・クラブなど
ビートルズ以来のブリティッシュ・インヴェイジョンと呼ばれアメリカを席巻した
ニューロマンティックが代表格で、これがポップミュージック史的なブライトサイドだ。

それに対して、この盤に収録されているのは、英国国内を中心に活動していた
いわゆるインディロックバンドたちの作品で、ある種ダークサイド集ともいえるもの。

リスナー感覚だけで言うと、これは80年代の英国インディなんて
スミスやキュアー、それにジーザス・アンド・メリー・チェイン辺りを押さえておけば
大丈夫だと思っていた、僕のようなリスナーにとってはとても嬉しいことなのだけど
なぜいま、このダークサイドが陽の目を浴びることになったのだろうか・・・

その答えは、一聴するとすぐに見つかる。

収録楽曲の大半は、空間系のギターサウンドと
スペースのあるプロダクションを採用した楽曲たち。
これはすなわち現在のインディロックのフォーマットだ。

キャプチャード・トラックスが、シューゲイズバンドを中心に
80年代の英国音楽を発掘・再発している活動があるけれど
まさにそれが象徴的で、当時のダークサイドは、実は現在から見ると
宝の山=ブライトサイドなのだろう。

収録楽曲は、言わずもがな良曲ばかりだし
現行バンドのルーツを探るみたいな意味でも、とてもオススメの一枚。
以下、トラックリスト。

1. Felt – Sunlight Bathed the Golden Glow
2. The Weather Prophets – Almost Prayed
3. Hurrah! – Sweet Sanity
4. The Woodentops – Well Well Well
5. Close Lobsters – Nature Thing
6. The Nightingales – Crafty Fag
7. The FLatmates – I Could Be in Heaven
8. The Go-Betweens – Cattle and Cane
9. Billy Bragg – Levi Stubbs’ Tears
10. Martin Stephenson – Crocodile Cryer
11. Television Personalities – How I Learned To Love The…Bomb
12. The La’s – Open Your Heart
13. The Blue Aeroplanes – Action Painting
14. The Dentists – Strawberries Are Growing in My Garden (And It’s Wintertime)
15. The Chesterfields – Completely and Utterly

P.S. 僕はキャプチャードファナティックではないので、これくらいポップなのが好き。

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