さて、続いて後半戦。
2012年にリリースされた楽曲で、正規の流通経路で入手したものから20曲。
順位そのものにはあまりフォーカスしすぎず
このリストがプレイリストとしてもうまく機能することを意識して。
それでは10位〜1位までをどうぞ。

10. Now, Now – “Prehistoric”
ミネアポリスで活動する男女混成スリーピースの新作から。
ダークで重苦しいトーンの楽曲の中を浮遊するヴォーカルラインが秀逸。

9. Chromatics – “Back From The Grave”
Italians Do It Betterの主要アクトの新作から。
非常にニューオーダー・ライクなアルバムの中で
タイトルトラックの”Kill For Love”と双璧をなす一曲。
個人的にはこちらに軍配。

8. The Tallest Man On Earth – “1904”
スウェーデンのフォークシンガー、Kristian Mattsonのソロプロジェクト。
この作品で彼を初めて知ったのだけど、まさに「ディランの再来」。
これはその名に恥じない名曲。お見事。
http://youtu.be/QoOH7_rWrm8

7. Sharon Van Etten – “Serpents”
現在、アメリカインディのミューズとも呼ばれている女性SSWの新作から。
正直アルバムは全くピンと来ないのだけど、この曲だけは別格。
小節の頭を待たずになだれ込んでくる歌唱にただ圧倒させられる一曲。

6. AlunaGeorge – “You Know You Like It”
Tri Angle Recordsの新たな刺客として登場したロンドンのR&Bデュオ。
既発曲の中では圧倒的にこのウィッチ&キュートなファーストシングルが好み。
間もなくリリースのアルバムに期待。

5. Nanao Tavito – “サーカスナイト”
この現代社会において「フォーク」を体現している日本人SSWの新作から。
彼が、震災以降の活動を通じて得てきたチカラが
定番アレンジのアーバンソウルを、過去作品を凌ぐ大名曲にした。

4. The Royal Concept – “Gimme Twice”
スウェーデンの新鋭バンドのデビューEPから。
フェニックスとの類似性を指摘されがちだけど、
ソングライティングやアレンジのセンスとバリエーションは
フェニックス以上。セクシーでロックンロールなタイトルも◎。

3. Sky Ferreira – “Everything is Embarrassing”
少しグライムス・ライクなルックスの、モデル・女優兼SSWの新作EPから。
リズムループに、ピアノコードと歌とシーケンスだけのシンプルな構成ながら
とにかく新しいという、パラダイムが違いすぎてきちんと評価できない最高の一曲。

2. Blood Diamonds – “Phone Sex (feat. Grimes)”
バンクーバーのトラックメイカー・Mike Diamondが
同郷で、昨年希代のインディポップアイコンになったグライムスを召喚。
お得意のプログレッシブ・ハウスやトランス寄りのサウンドでグライムスの魅力を引き出した
昨夏の納涼エレクトロ・アンセム。

1. blur – “Under the Westway”
09年のグレアム復帰、そして一連のツアー。さらに翌年のウォームアップシングル
“Fool’s Day”を経て、ついに届けられた新曲は珠玉のバラッド。
この曲が初めて演奏された様子を収めた動画から興奮気味に聞こえる
「New Song!  New Song!」という女性の声は、世界中の想いを代弁していた。
感謝と涙を禁じ得ない一曲。

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