昨秋リリースのアルバム「Nonfiction」がピッチフォークでBest New Musicを獲得した
米プロヴィデンス出身のプロデューサーJames HintonによるプロジェクトThe Range。
年が明けて早速届けられた新作EPは、まさに新章の幕開けとも言うべき快作だ。
ヒップホップやドラムンベース、ダブステップといった
黒人ダンスミュージックのビートやベースの影響が強かった前作に対して
今作では、エレクトロニカやシンセウェイヴに大別できるような
メロディやアンサンブル重視の楽曲が中心に。
それに伴い、全編にわたって導入されたボイスサンプルの使い方も
ヒップホップマナーから、歌として機能するものへと変化している。
この白人化は、僕個人の好みとしては大正解。とてもいい作品に仕上がったと思う。
それにしても、PanasonicとかSonyといったネーミングセンスだったり
リミックスを手がけたCHVRCHESのローレン嬢の写真をRTしたり
この人、なかなか面白い人だな・・・
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